【臨床心理士が解説】「話してスッキリ」で終わらせない。大人の課題解決に向けた「専門的なカウンセリング」とは

aicyacchi

「カウンセリングなんて、ただ話を聞いてもらうだけでしょ?」
「友達に愚痴るのと何が違うの?」

そう思われる方は少なくありません。

しかし、年齢や立場を重ねるほど、私たちの悩みは複雑に絡み合い、「友人や家族に話を聞いてもらうだけでは解決できない」ことが増えていきます。

私たち臨床心理士・公認心理師が提供するカウンセリングは、単なる「お喋り」や「一時的な癒やし」ではありません。臨床心理学という学問的根拠に基づき、絡まった心の構造を紐解き、あなたが再び前を向いて歩き出すための「専門行為」です。

この記事では、臨床心理士・公認心理師であり大学教員でもある私の視点から、「大人があえてプロを頼る意味」と「専門的なカウンセリングが生活の質をどう変えるのか」について解説します。

目次

カウンセリングは「心のメンテナンス」を行う専門的作業

私たちは体に不調を感じたとき、医師の診察を受け、適切な処置をします。心も同じです。
「気合い」や「時間薬」で誤魔化すのではなく、訓練を受けた専門家が介入することで、回復や調整のプロセスは確実に前進します。

昨今は特に、働く大人のメンタルヘルスが危機的な状況にあります。
厚生労働省のデータによると、仕事のストレスによる精神障害の労災認定件数は、2024年度に過去最多(1,000件超)を更新しました。最大の原因は「職場の対人関係」です。

これは正社員に限った話ではありません。パートタイムやフリーランス、さらには家庭という環境においても、人間関係の摩擦は存在します。「自分はまだ大丈夫」と思っていても、知らず知らずのうちに心が限界を迎えていることは、決して珍しくないのです。

「大人のカウンセリング」とは、人生の再構築プロジェクト

大人のカウンセリングを定義するならば、「対話を通じた、自己理解と人生の再構築プロジェクト」と言えます。
私が主宰するオフィスでは、以下の2つの視点を軸にカウンセリングを行います。

1.アセスメント(客観的な分析)

あなた自身も気づいていない「思考の癖」や「対人関係のパターン」を、臨床心理学の観点から整理します。
「なぜかいつも同じようなことでつまずく」という場合、そこには無意識の構造が隠れていることが多いのです。

2.カウンセリング(対話による実践)

心理学には「精神分析」や「認知行動療法」など様々な流派があります。
その中で、私が最も大切にしているのは「来談者中心療法」の考え方です。

専門家が上から指示をするのではなく、あなたの隣で、あなたと同じ視点で、あなたの心を見つめる。そして、これからどう人生を歩んでいけば良いか、共に語らう姿勢を貫いています。

「なぜか同じ失敗を繰り返してしまう」
心の奥に閉じ込められている何かを探究しましょう。

「今の辛い状況をなんとかしたい」
一緒に作戦会議をしましょう。

「ひとりで考えるのが辛い」
一緒に背負って考えましょう。

臨床心理士/公認心理師/大学教員としての専門的知識と経験を道具として使いながら、あなたの状態に合わせた最適な方針を検討します。

「オンライン」でも対面と同等の効果があるのか?

「対面じゃないと、気持ちは伝わらないのでは?」と心配される方もいらっしゃいます。
しかし、近年の研究データがその懸念を払拭しています。

最新のメタ分析(複数の研究結果を統合した解析)において、オンラインでの心理療法は、対面で行う場合と「同等の治療効果」があることが示されています。場所を選ばない利便性と高い効果の両立が科学的に裏付けられているのです。

当オフィスでは、オンラインならではの「リラックスできるご自宅の環境」を活かし、深く安全な対話の時間を提供します。

「今日より少しでも元気な明日」を願うあなたへ

カウンセリングは、「心が弱い人」が受けるものではありません。むしろ、

  • 「平日は仕事、土日は家族…弱音を言い始めたら崩れてしまいそう」
  • 「責任ある立場だからこそ弱音を吐けない」
  • 「周りのために、毎日ギリギリまでがんばっている」

——そんな30代・40代・50代の大人にこそ、強力な武器となるサービスです。

実際に、当オフィスには以下のような動機で来談される方が多くいらっしゃいます。

  • 職場や家庭での「役割」に疲れ、本来の自分がわからなくなった
  • 人間関係を円滑にしたいが、無理をして合わせすぎてしまう
  • 漠然とした不安があり、家族といても心から楽しめない
  • 休職や離職、キャリアの転換期で、自分を客観的に見つめ直したい

「自分の意思」で現状を変えようとする方にこそ、カウンセリングは深く機能します。

カウンセリングの効果と限界

カウンセリングは魔法ではありません。「受ければ明日から別人のようになれる」というものではありません。
しかし、継続的な対話を通じて、以下のような確実な変化が期待できます。

「生きづらさ」の正体がわかる
漠然とした苦しみに名前がつき、構造が理解できるだけで、人は安心し、具体的な対策を打てるようになります。

「安心できる場」ができる
職場でも家庭でもない、利害関係のない第三の場所。「どんなことでも否定されずに話せる場」を持つことは、社会で戦うための強力な精神的支柱になります。

同じパターンの失敗を防げる
自分の思考の癖(認知の歪み)に気づくことで、人間関係などのトラブルを未然に回避できるようになります。

カウンセリング開始までの3ステップ

鈴木臨床心理士事務所では、以下の流れで丁寧に進めていきます。

インテーク面接(初回)

まずは現状のお困りごとを整理します。「うまく話せるかわからない」という場合でも、こちらから質問を重ねて整理しますのでご安心ください。

継続カウンセリング

設定した目標に向かって対話を重ねます。ペースは隔週や月1回など、生活スタイルや経済状況に合わせて無理なく続けられるよう調整します。

終結

ご自身で問題に対処できるようになった、あるいは気持ちが十分に整理された段階で、カウンセリングを終了します。

最後に:専門家の視点を取り入れるという選択

インターネット上には「心を軽くする方法」の情報が溢れています。
しかし、あなたの個別の人生や悩みに、正確な答えを出せるのは検索エンジンではありません。対話を通じてあなたという人間を深く理解した、専門家だけです。

もし、今の状況を「なんとなく」ではなく「確実」に変えたいとお考えなら、一度専門家の視点を取り入れてみてください。
臨床心理士・公認心理師として、あなたの「変化」を全力でサポートします。

オンラインカウンセリングでお話しできることを、お待ちしています。

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