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【オンライン心理カウンセリング】企業と個人開業3つの強みを解説!おすすめはどっち!?
2023.02.28.掲載
- カウンセリングを利用したいんだけど、どこに予約するのが良いんだろう…
- 大きいオフィスはマッチングアプリみたいでなんか嫌だな…
- 個人のオフィスは、信頼していいのかよくわからない…
オンラインの心理カウンセリングを提供しているオフィスはたくさんあります。予約しようと検索すると、たくさん候補が出てきて目移りします。システムもみんな違うし、、、
どれが良いのかわからない!
結局予約しないで終わってしまう。そんな方は多いですよね。オンラインカウンセリングを提供しているオフィスは、企業が運営しているオフィスと個人開業のオフィス2つに分けられ、それぞれに強みがあります。この記事では、企業と個人開業の違いを詳しく解説することを通じて、あなたのオフィス選びのお手伝いをします!
–ライター自己紹介-
Writer:K.Suzuki
資格:臨床心理士・公認心理師
キャリア:心理職(教育領域・保健領域)
教員(大学・大学院)
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- この記事は、オンラインカウンセリングを実施しているオフィスのカウンセラーが執筆しています。
- ライターは臨床心理士・公認心理師ダブルライセンスのこころの専門家です。
- オンラインカウンセリングの利用を検討している人に役立つ情報を発信しています!
この記事は、オンラインカウンセリングを専門とする機関が運営しています。詳細はこちらをご覧ください。
オンラインカウンセリングはオンラインで行う心理カウンセリング
カウンセラーは臨床心理士・公認心理師の有資格者
この記事でいうオンラインカウンセリングは、オンラインで行う心理カウンセリングのことを指します。つまり、カウンセリングの訓練を受けた臨床心理士/公認心理師による、こころの支援を目的とするカウンセリングです。
>>オンラインカウンセリングの全体像を知りたいという方は、こちらの記事をご覧ください。
>>心理カウンセリングについて詳しく知りたいという方は、こちらの記事をご覧ください。
オンラインカウンセリングを提供しているオフィスには企業運営と個人開業がある
大きな違いは運営しているのが「企業」が「個人」かという点とこと
オンラインカウンセリグを提供しているオフィスには、企業が運営している場所と、個人が運営している場所があります。
どちらにも一長一短があります。完結に特徴をまとめると、次のようになります。
運営主体 | 特徴 |
企業が運営しているオフィス | 利用できるサービスが充実している |
個人が運営しているオフィス | カウンセラーの質が充実している |
企業は充実したサービスが提供できる
企業が運営しているオフィスは、潤沢な資金力と人的資源を投入して、比較的安価でカウンセリングを提供したり、多様なサービスを準備することができます。例えば、次のようなサービスを提供しているオフィスがあります。
- 分単位の料金設定
- カウンセラーとのマッチングサービス
- 満足保証の返金サービス
個人のオフィスはで質の高いカウンセリングを提供できる
一方、個人が運営しているオフィスは、企業に比べてカウンセリングの金額は高くなる傾向がありますし、サービスの範囲は限定されます。しかし、その分、それぞれのオフィスの専門性を全面に押し出した、質の高いカウンセリングを提供することができます。例えば、次のようなカウンセリングが利用できるオフィスがあります。
- 「来談者中心療法」「精神分析」など特定の流派を軸にしたカウンセリング
- 集団精神療法(オンライン開催を含む)など実施に訓練が必要なセッション
- 療育に特化したカウンセリング
「企業」と「個人」それぞれの強み
「企業」と「個人」それぞれの強みはいくらでも挙げることができますが、この記事では、特筆すべき点を3つずつ挙げて解説していきます。
企業のオフィスの強みは大人数のカウンセラーを雇用できること
企業のオフィスの強みは、なんといっても大人数のカウンセラーを採用することで実現する多様なサービスです。
カウンセラーを雇うには、クライエントがいなくてはなりません。しかし、個人開業のオフィスを運営しているのは心理の専門家であり、経営については素人です。そのため、どうしてもクライエントを呼ぶ力が弱くなります。
一方、企業のオフィスは経営のプロが運営しています。ですから、経営の力でたくさんのクライエントを呼ぶことができるのです。そうするとカウンセラーもたくさん雇用することができます。
大人数のカウンセラーを雇用することで実現する強みはたくさんありますが、特筆すべきは次の3つです。
- カウンセリング料が安く抑えられる
- 自由な時間にカウンセリングが利用できる
- たくさんのカウンセラーから自分に合った人を選べる
個人開業のオフィスの強みはクライエントの利益を最優先できること
一方、個人開業のオフィスは、臨床心理士・公認心理師によって運営されているという点が、一番の強みになります。
臨床心理士・公認心理師が行うカウンセリングは、臨床心理学を基盤としたこころの支援です。料金の設定から、時間の設定、カウンセリングの内容まで、全てに意味があります。
一般企業は、組織の維持・運営のために、利益を最重要視しなくてはならない局面が必ず存在します。また、利益をあげるために実施されているサービスも少なくありません。
個人開業のオフィスは、自分の心理臨床を実践するという強い想いから始まることがほとんどです。そのため、究極的にはオフィスの利益よりもクライエントの利益を尊重するという理念を根底に据えているオフィスが多いです。
そんな個人開業のオフィスの特筆すべき3つの強みは、次の通りです。
- 少数精鋭の心理臨床の専門家が運営している
- 臨床家によって設計されたカウンセリング
- 独自の専門性を活かしたカウンセリング
企業のオフィス3つの強み
カウンセリング料が安く抑えられる
企業のオフィスは、臨床心理士・公認心理師のカウンセリング料金が5,000円前後で設定されていることが多いです。一般的な個人開業のオフィスでは、8,000円から10,000円が相場ですので、比較的安価であると言えます。
個人開業の場合は、カウンセラー1名から数名でオフィスの運営費を賄わなくてはなりませんので、どうしてもカウンセリング料は高額になります。
対して、企業が運営しているオフィスは多数のカウンセラーを採用しているため、オフィス運営の費用に対するカウンセラー1人当の負担が少なくて済みます。そのため、カウンセリングの単価を多少低めに設定してもオフィス運営を維持できのです。
>>カウンセリングの料金についてはこちらでも詳しく解説しています
好きな時間にカウンセリングができる
企業が運営しているオフィスは「24時間いつでもカウンセリングができる」ことを売りにしている場所が多いです。
企業が運営しているオフィスは、多いところでは数百名単位のカウンセラーを採用していますので、なかには、深夜帯や明け方にもカウンセリングができるという人もいます。
クライエントの需要に沿ったカウンセリングを提供できるのは、多数のカウンセラーを採用しているからです。
たくさんのカウンセラーから自分に合った人を選べる
企業のオフィスで採用されているカウンセラーは、様々なバックグラウンドを持った人がいます。ですから、様々な選択肢から、自分に合ったカウンセラーを選ぶことができます。
主として学んでいる心理療法や、心理臨床の経歴も十人十色です。
加えて、様々な資格を持ったカウンセラーがいるのも大きな特徴です。なかには、精神保健福祉士・看護師など、個人開業のオフィスでは巡り会えないライセンスの人もカウンセラーとして在籍しています。
心理カウンセリングとは異なりますが、心理以外の医療に関する専門職に相談できるのも、企業のオフィスの強みです。
個人開業のオフィス3つの強み
少数精鋭の心理臨床の専門家が運営している
個人開業のオフィス一番の強みは、少数精鋭で心理臨床のプロフェッショナルがカウンセラーを勤めているという点にあります。
多くのカウンセラーは、10年程度経験を積んでから開業するケースが多いです。今までの経験を基盤にして、自分が大切にしている心理臨床を実践したいと考えている方が多いため、開業後も絶え間ない自己研鑽に勤めています。
また、オフィスの開業にはたくさんのリスクが伴いますが、リスクを背負ってでも開業しようと考える、骨太で体幹のしっかりした、信頼できるカウンセラーが多いのも特徴です。
カウンセリングはカウンセラーとクライエントの信頼関係のうえに成り立ちます。信頼できるカウンセラーであるということは、カウンセリングにおいて、とても大切な要素になります。
臨床家によって設計されたカウンセリング
個人開業のオフィスは、売り上げより、臨床心理学を基盤に据えてカウンセリングの構造を設計している場所が多いです。
一番わかりやすいのは、カウンセリングの枠です。臨床心理学では、カウンセリングの時間枠は固定されている方が良いとされます。また、必要に応じて柔軟に終結や中断できるように、支払いはその都度行なった方が良いです。
カウンセリングをいつでも好きなときに利用できるようにしたり、月額制や回数券制度にした方が売り上げは上がりやすいですし、クライエントが長くカウンセリングを利用してくれるかもしれません。
経営という意味では、その方が正解でしょう。しかし、個人開業のオフィスは、臨床心理学の知見を重視して、時間を固定にし、その都度金銭のやりとりをするケースが多いです。
つまり、臨床心理学か経営かとう二択を迫られたとき、臨床心理学を選択できるのが、個人開業の強みです。
臨床心理学を基盤としたカウンセリングの設計は、クライエントの最善の利益を考慮したクライエントファーストの考え方です。
独自の専門性を活かしたカウンセリング
個人開業のオフィスは、オフィスの方針を自分たちで決めることができます。そのため、自分たちが持っているの強みをしっかりと活かしたカウンセリングをすることができます。
臨床心理士や公認心理師は携わっていた領域や、自分の興味関心に応じて学習やトレーニングを進めるので、それぞれ得意な領域が異なります。
組織に所属していると、ある部分は組織の方針にあわせてカウンセリングを行う必要がありますが、個人開業でしたら、独自の強みを存分に発揮した専門的なカウンセリングを行うことができます。
例えば、次のような強みを活かしたオフィスがあります。
- 発達の問題に特化したカウンセリングを提供するオフィス
- 対話を大切にするカウンセリングを行うオフィス
- 「認知行動療法」「来談者中心療法」など、特定の流派を中心にカウンセリングを展開するオフィス
企業と個人開業がどのように違うか
企業と個人開業3機関の比較
それでは、企業運営と個人開業のオフィスが実際にどのように違うのか、3社例を挙げて比較していきます。企業のオフィスには、最も有名な「cotree(コトリー)」と「うららか相談室」を、個人開業のオフィスには、当記事を管理している「藤カウンセリングオフィス」挙げます。
cotree
cotreeは、株式会社cotreeによって運営されるオンラインカウンセリングの専門機関です。2014年に設立された会社で、コロナ禍でリモート文化が普及する以前からオンラインカウンセリングを提供している老舗です。
料金は5.500円(税込)から
料金はカウンセラーによって異なりますが、臨床心理士・公認心理師のカウンセリングを1回5,500円(税込)から利用することができます。また、4回分まとめて料金を支払うと1回4,480円(税込)と少しお安くなります。
カウンセラーは200名以上
カウンセラーは、臨床心理士・公認心理師の他、米国認定のカウンセラー、精神保健福祉士やキャリアコンサルタントや産業カウンセラーなど、様々な資格を保有している人が在籍しています。
強みは200名以上の厳選な審査を通過したカウンセラー
cotreeには、200名を超えるカウンセラーが在籍しています。採用にあたっては、3年以上の実務経験とセッション実績100件以上という基準を設けており、厳選な審査を通過したカウンセラーのみが登録されています。
うららか相談室
うららか相談室は、株式会社ココドコロによって運営されている、オンラインカウンセリングを提供している機関です。2018年に設立された会社で、オンラインカウンセリングの他にも複数の事業を運営しています。
料金は5,280円(税込)固定
臨床心理士・公認心理師のカウンセリングは1回 5,280円(税込)で固定されています。また、5回分まとめて料金を支払うと1回4,480円と少しお安くなります。個人でオフィスを持っているカウンセラーには対面でもカウンセリングを申し込めます。対面の料金は1万円前後です。
カウンセラーは300名以上、多様な資格を保有しています
カウンセラーは300名以上在籍しており、臨床心理士・公認心理師の他に、看護師や精神保健福祉士、社会福祉士、さらには精神科医も在籍しています。
強みはカウンセラーの専門性を活かした独自のプログラム
うららか相談室では、臨床心理学以外のバックグラウンドを持つカウンセラーのカウンセリングも利用できます。また、カウンセラーが持つ独自の専門性を活かしたプログラムも実施しており、例えば「発達についての講義」など、カウンセリング以外の側面からも、クライエントを支援しています。
藤カウンセリングオフィス
藤カウンセリングオフィスは、個人開業のオンラインカウンセリングを専門としている機関です。2022年に開業したオフィスで、臨床心理士・公認心理師を保有した心理学系の大学・大学院の教員がカウンセリングを担当します。
料金は8.800円(税込)減額制度もあります
料金は1回8,800円(税込)です。企業のオフィスに比べて高額にはなりますが、学生や、生活にお困りの方を対象とした減額制度も準備しています。
カウンセラーは10年以上のキャリアがある臨床心理士・公認心理師
臨床心理士・公認心理師の資格を保有しており、教育領域・保健領域での臨床経験もあります。また、集団精神療法を中心に10年以上のトレーニングを継続して受けています。
強みはクライエントの最善の利益を目指したカウンセリング
藤カウンセリングオフィスの強みは、個人開業のメリットを最大限に活かした、クライエントの最善の利益を目指したカウンセリングを提供できるところです。
初回のカウンセリングでは、クライエントが今何に困っているのか丁寧に聞き、当オフィスでできること、できないことを共有し、どのようにカウンセリングを進めていくか一緒に検討します。
藤カウンセリングオフィスでは、このようにクライエントと二人三脚でカウンセリングを進めていきます。
企業のオフィスも個人のオフィスも一長一短
本記事でまとめたように、企業のオフィスも個人のオフィスも一長一短で、それぞれにメリットデメリットがあります。
また、それぞれのオフィスは自身のデメリットも自覚しており、うららか相談室の「個々のカウンセラーの強みを活かしたプログラム」や藤カウンセリングオフィスの「減額制度」のように、工夫をこらしています。
カウンセリングの予約をする際は、企業のオフィスと個人のオフィスの違いをよく理解するとともに、個々のオフィスのHPをよく見て、どのようなサービスがあるのか、しっかりと確認してから予約をとるようにしましょう。
オンラインカウンセリングを受けたい方はこちらから!
当記事を公開しているカウンセリングオフィスは、臨床心理士・公認心理師によるオンラインカウンセリングを行っています。詳細はこちらからご覧ください。
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